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理由 10

2010.06.21
眠れぬ夜を過ごした翌朝、大学病院で次兄と落ち合った。

万が一のこともあるので、母方の叔父、叔母が手術前に父と長兄に会ってくれた。

手術は午後四時から始まる。

それまでは他愛のない世間話をしていたが、何を話していたのかさっぱり覚えがない。

気を紛らすための会話は記憶に残らないようだ。


そうして病棟の待合でベンチに座っていると看護師さんが迎えに来た。

いよいよである。

ストレッチャーに乗せられ、長兄と父が手術室に向かう。

手術室は別の階にあるので、エレベーター前で見送らなければならない。

エレベータが来るまでのわずかな時間なのに、すごく永く感じた。

(もうこれで最後かも)などと縁起でもないことが頭をよぎる。

ただ、無事を祈って見送るだけなのに言葉がでない。

何か声をかけようとすると涙が出そうになるのだ。


結局、何も言えないまま、父と長兄を見送った。

予定では、父は夕方6時、長兄は夜10時ごろに手術が終わる。

再び、待合のベンチに座り、テレビを眺める。

何が放送されていたのか全く覚えていない。

ただ、ひたすら手術の無事を祈っていた。


そのうち、次兄が腹が減ったと言い出したので、病院内のコンビニに弁当とコーヒーを買いに行った。

ロウのような弁当を食べた。


そうこうしている6時を過ぎていた。

予定時間を過ぎても父は戻ってこない。

(手術で何かあったのだろうか)

そんな不安が広がった。




続く






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