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理由 5

2010.06.16
目が覚めたら、病院にいた。

なぜ病院にいるのか理由がわからない。

だから、家に帰る。

父の言い分はとても真っ当なことだったが、出血が止まったとはいえ、くも膜下出血を起こした人間が動くのは自殺行為に等しい。


母や看護師に話は一切耳を貸さないため、私が父に話をした。

玄関先で転び、頭をぶつけてから病院に運ばれたと話したら、小さく「そうか」と答えた。


事故から一週間後、内出血していた血液が死んで、頭頂部から首にかけて皮膚が紫色に変色してきた。

それと同時に頭を強打した痛みが父を襲った。

鎮痛剤を処方してもらうと痛みは和らぐが、今度は眠気が襲う。

しばらくは薬のおかげで静かにしていたが、頭の痛みが和らぐ頃から脱走を企てるようになった。


父にはとってみれば訳も分からず、入院していることが苦痛だったのだ。

病院から苦情で夜は睡眠薬を使い、さらにベッドにベルトで固定することを承諾した。

母と私もこんなことをしたくはなかったが、ケガが治るまで我慢をしてもらった。

同時に父の問題行動がエスカレートする。

そして、病院から退去するように言われた。


約三週間の入院で父は記憶障害を起こし、また、まとも歩けないぐらい足腰が弱っていた。

そんな父を自宅に引き取ることは、すなわち父の介護が始まることを意味する。

母と私はその覚悟を決めたのである。




続く
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