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マラソン大会

2009.07.26
小学校四年生のときに「マラソン大会」に出場したことがある。

父親が勤めていた会社には年に一度「ファミリー祭」という社員と家族が参加する運動会があった。

毎年、私を含む我が家の三兄弟は父親に連れて行ってもらっていた。

このとき上の二人の兄は中学生。

大人と一緒にマラソン大会に出場するという。

兄が出るとなれば、何でも一緒にやりたくて、ついて行くのが末っ子である。

社員の人たちが参加するマラソン大会に無謀にも小学生が挑んだのである。

コースは、ファミリー祭が開催された工場を周回する道路で約5キロ。

大人に囲まれ、何も考えずにレースはスタートした。

スタートした時点から私はどん尻。

運動場のトラックの周回をして、いよいよコースは会社の正門を出て周回道路の移った。

私は、どんどんランナーの背中が小さくなっていくのを見ていた。

ガソリンスタンドの横を通り、会社の東門を過ぎることには、ランナーの姿すら見えなかった。

そんな時、後ろにランナーが居るのに気が付いた。

年配のおじさんだった。

すごく親しげに話しかけられ、一緒に走ることになった。

父のこと、学校のことなど話をしていた。


裏の梨畑の横目に見ながら、いつしか西門を過ぎ、周回道路のコースも終わりに近づいていた。

おじさんとの話に夢中でいつのまにか正門まで走ってきていたのだ。

運動場の正面ゲートをくぐると「ただいま、マラソン大会の最終走者が戻ってきました」と場内アナウンスが流れ、私に向けて大歓声が起こった。

ゴールに向けてトラックを走っていると、観客席から満面の笑みを浮かべた父が飛び出してきた。

私のためにだけに張られたゴールテープを切った。

気が付くと、一緒に走っていたおじさんは消えていた。


少しして、会社から帰ってきた父が牛革のトレイを持って帰ってきた。

そして「お前と一緒に走ってくれたおじさんいただろう。あの人、部長さんでこれは頑張ったプレゼントだ」と言った。

せっかくもらって牛革のトレイ。

いまならその価値が解るので大事に使うが、小学四年生は、鉛筆入れに使うしか思いつかなかった。



このときのマラソン大会は、私の人生の原点かもしれない。

誰もが無謀だというようなことに挑戦してみる。

目標に向かう速度は遅いが、必ず到着する。

すごく自分らしいと思う。

周りで見ていると何を考えているのか解らないらしいく、見ていてイライラするらしいが。


人生を生きていく中で無駄なものなど何もないと思う。

しばらく忘れていた楽しい思い出である。


続く


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